てっとりばやくこじらせる

てっとりばやく、

言葉の意味は、まとめて使う。

肉体の部位は、バラバラに分けて考える。

そうすると、てっとりばやいが、複雑になり、こじれていくようなのだ。

実際は、

言葉の意味はバラバラであり、肉体はまるっとひとつなんだ。

だから、そのまま単純に

言葉はバラバラに使い、

肉体はひとつにまとめて考えるほうが

こじれないと思うんだ。

 

娘からメールが届いた。

「親子丼を作りたい」

私は、

「親子丼を作りたいんだな」と捉えた。

でも、それを聞くと、一般的に大半の人が

「作って食べたいんだな」と、「食べる」が前提にある。と、捉えるようだ。

 

彼女は作って食べたようであった。

そして、彼女は言った。

「私は、食べたいわけではなく、いろいろお料理作ってみたいだけみたい」

私は言った。

「うん。作りたかったらいくらでも作ればいいよ。でも、私は材料を買いにいくのがめんどくさいよ」

娘は言った

「あはは~それはめんどくさい」

 

作る。食べる。作って食べる。

買いたい。使いたい。欲しい。

みんなそれぞれ違う。

それなのに、

意味をまとめて、こじれていく。

作ったら食べなければいけない。

食べるために作ったんでしょ?

食べないのに何で作るの?

 

買って使わなくてもいいのだよ。

作って捨ててもいいのだよ。

私はそう思うんだ。

 

言葉を並べ立てると、こまかくなってめんどくさいが、まとめてしまうと伝えたいことが伝わらなくなり、ややこしくなる。

自分と他者も同じような感覚でいると思っていることが多い。

でも、言葉に含む意味は、人それぞれ。同じではない。